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新年明けまして、おめでとうございます。 2007年度は、昨年設立いたしました「上海阿奈托電子科技有限公司」にて、電子部品の また、今年早春には、中国 大連に「機構系(3D)ライブラリーセンター」の設立を予定しております。 2007年度も「社員力」を一層高め、尽力していきたいと考えておりますので、ご支援のほど |
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2007年1月 アルターシステム株式会社 代表取締役 松永慎一郎 |
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●中国事情 | |
【人材事情】 | |
昨年は、約130万人の大学卒業生が就職できない状況となっており、中国全土での失業率も1300万人と今後も増加傾向にあります。毎年130万人ほどの失業者が増えると予測されています。 (Jブリッジより) 反面、日系企業での「人材確保」の難しさも深刻な問題になっています。優秀な人材ほど会社への定着率が低く、製品開発のノウハウ、教育を地道に行っても、雇用契約の期限が満了した時点で、退職するケースが非常に多いことが現状です。また、雇用契約中であっても再就職先の企業が違約金を代替するケースも多くなってきており、「雇用契約」自体の意味合いも問われています。 絡み合わない人材事情は、今後も深刻な問題になると思われます。 |
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【経済事情】 |
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2007年度の中国経済成長率は、2006年度よりやや下回り、9.5%と予測されています。個人所得は、19%ほどの成長と予測されており、引き続き成長路線となりそうです。また、今年の中国株式市場は強気相場となる見込みで、大きな発展が予測されている。(緑書より) | |
【春節での動き】 | |
2月の春節(中国でのお正月)で、ほとんどの若者は、実家・田舎に何十時間もかけて帰省をします。江蘇省、河南省から上海へ仕事を求めてくる人が多く、春節が終わってもなかなか上海へ戻ってこない人も多いようです。今年の移動客は、延べ21億人と予測されており、帰省が大半をしめています。また、現象としては、マンション・賃貸マンションも春節前は、空きが増加し、春節後、空きが減少する傾向にあるようです。マンションに関しては、上海近郊での高騰が顕著で、1uあたり 25000元(日本円 37万5千円)の高級マンションも販売されています。3〜4年前に比べると40〜50%アップしているマンションも数多くあります。個人所得からみてもかなり高い買い物となっており、空きマンションも目立ってきています。 |
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●最後に
特に「人民元の高騰」は、昨年の上昇率は3%で、ちなみに航空業界では、20億元の増収の恩恵を受けています。日本からのビジネスマンにとっては、4年前は、1万円の両替で約780元だったのが、今では約640元ほどになるため、140元の差は、非常に大きいです。約20%の両替減収となるわけです。 2008年には「北京オリンピック」・・・2010年には「上海万博」がそれぞれ開催されますが、まだまだ中国経済は発展すると思われます。次回の中国紀行をお楽しみに・・・ |
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2007年1月12日掲載
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