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~Part2~
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オムロン株式会社 IT推進総括本部担当係長 主事 泉 馨様 オムロン岡山株式会社 |
はじめに・・・・・・ お忙しい中、ご協力いただきまして、本当にありがとうございました。 この場をおかりしまして、心より御礼申し上げます。 |
アルターシステム㈱ 松 永 |
文中敬称略 |
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Q. PART1より・・では次に上流の方についてお伺いします。 設計環境をSD、BDの方で取り組まれている中で、シミュレーションへの展開は、いかがですか? |
A.シミュレーションはですね、私共の方は、商品群があまり高周波ではなく、20MHz辺りをやっと手が付いてきたところ |
Q. その辺りで泉さんの本社の推進は、いかがですか? |
A1.2点ありまして、1点目は弊社では幅広い商品を扱っていますが岡山で担当しているのは、比較的小型の |
Q. それではもう少し上の方といいますか、PDMのお話をお伺いいたします。 先ほどお話がありましたPIMとは部品の管理システムのことでしょうか? |
A. PIMというのはですね プロダクト・インフォメーション・マネージメント・システムの略ですので「製品」と 「部品情報」を全て集中管理しているシステムです。 ですから部品もありますし、製品構成もあります。 あと、部品表などの情報も持っています。 それが約18年前から始まっていまして15年前にはもう根付いているというか、オムロンの中でいろいろな 拠点で使われているようなシステムなんです。 ただ、逆に現時点では少し足を引っ張ってしまうかもしれ ないというような位置付けになるようなシステムです。 18年前から部品構成などの情報も全設計部門 から製造部門まで共有化できていますしこの当時からオムロングループ全社で品番統一もしています。 |
Q. すごいですね。他社の皆さんもその辺のところで結構困られているようですけど。 |
A そうですね私も品番統一で結構苦しんでいると聞きますよ。 私共、ずいぶん昔からやってきたことなので、なぜできていないのかという感じですね。 |
Q. そうしますと、当分はPIMをご利用されていかれるということですか? |
A1.考え方としてはMRPのフロントエンドプロッセッサのような位置付けでPIMがあります。
A2.今、PDMと言っているのは、設計のための情報管理ツールで、97年ぐらいから取り組んでいるんです。 |
Q. それはどのぐらいかかったのですか? |
A. 97年の11月から検討開始していますから、やはり2年から3年ぐらいかかりました。 |
Q. 話がそれるかもしれませんが部品関係、PDMもそうかと思いますが、部品を新しく採用する時に部品審査という 言葉をよく聞くのですが、無作為に部品を使っていくと増える一方だと思いますが、そのような時のフィルタは、 どう取り組みをされているんですか? |
A. それはですね。設計のデザインレビューというものがありまして、その中に部材レビューが存在しています。 A1.補足なのですが今年の4月から岡山の方の組織を変えています。 A. 設計がもっと創造的な分野に注力できる組織体制にしようということで、設計者にかかる雑務をとって |
Q. 大きな取り組みですね。 |
A1.そうです。開発エンジセンターというのは、設計部門と工場の接着剤の役目をするような機能になって います。従来ですと産機コンポ統括事業部という中の生産拠点の1つでしかなかったものが、今年度 からは開発と生産を繋ぐ役割としての、産機コンポ統括事業部のエンジニアリング機能のような位置 付けにもなりました。 ですから開発エンジセンターというのが、サポートする部隊ということで上流の方の 開発性質もありますし、各地に工場がありますので、そちらとの接着剤役のような機能も持とうとして います。その中に開発と生産を繋ぐプロフェッショナルな機能を置いてサポートして行くということです。 A. これが昨年度までの電気設計データの流れをまとめるとこのような感じです。設計A、B・・というところ
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Q. すっきりしますね。 |
A. そうですね。こういう絵だけでも結構すっきりしますね。中身を標準化したり使い回しをできる形でやっていくと 二重登録がないですし、上流登録できる情報を使い回していくことができるので、開発期間が短縮できると 思っています。 |
Q. 最後になりますが、今期のテーマと来期以降の取り組みを泉さんの方からお聞かせ願えますか。 |
A1.岡山を中心とする産機コンポ統轄事業部のプロセス革新活動では、これを実行していく組織づくりと連動 たとえばこの1つに、PCB設計データを作成するPCBレイアウトCAD、回路設計CAD稼動に必要な 来期以降は、海外の生産拠点や協力会社にもライブラリを提供したり産機コンポ統轄事業部以外にも |
Q. そうですか解りました。杉岡さんの方はどうでしょうか? |
A. 今、開発プロセス革新の目標はリードタイム半減やコスト品質の上流形成なのですが、「開発プロセスの見直し」、 「技術の資産化」、「開発の情報化」という三つの柱で取り組みを構成しています。この取り組みの中でITツール などを積極的に活用して行こうとしています。 この三本柱のうちのどれが欠けても上手く回らないだろうなと 思います。ITツールの方が少し先行して使えるようになりましたので、「開発プロセスの見直し」、「技術の資産化」 に注力していこうとしているところです。 |
本日は、お忙しいところどうもありがとうございました。 貴重な今後の取り組みをお話いただき、大変勉強になりました。 今後のご活躍を心より、お祈り申し上げます。 |
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。 |