滞在期間 2008/9/2〜9/4
記者:アルターネット事務局
【はじめに】
先日、中国上海・無錫と初めて訪問しましたのでレポートします。
成田空港に着いてから、出国手続きのゲートへ向かいましたが、 修学旅行と思われる学生や旅行で
行く人達などで大変混雑しており、出国手続きに少し時間がかかりました。
余談になりますが、飛行機に乗ると出国手続きで見かけた修学旅行の学生と同乗となりました。 修学
旅行も国際的な時代となっていますね。

上海浦東国際空港に到着後、入国手続きを済ませようとエリアに向かったのですが、 「ここが入国手
続きの場所でいいのかな?」というくらい、ひと気もなく成田とは違う印象に戸惑いました。当初入国手
続きエリアは混雑が予想されると事前にお話を聞いていたのですが、飛行機をおりてから10分弱で入
国手続きが終わり現地スタッフと合流ができました。
※オリンピック開催時期は入国手続きに1時間ほどかかったそうです。

上海浦東国際空港からタクシーで約40分かかる上海楊浦区に向かいました。空港から市内に出るま
では、道も広く安心して乗っていたのですが、市内に近づくに連れ車の量も増え、道が混みだしてきて
何度も車同士で衝突しそうなくらいの状況に空港近くを走っていたときと違い、無事にたどり着けるか
心配な状態でした。高速道路も市内に近づくにつれ一般道路のように混雑していき、一般道路を走っ
てからは信号機の意味が皆無に等しいと感じてしまうほど、いろんなところから車やバイク、自転車が
左右からきて日本の交通ルールでは、考えられませんでした。
ニュースでも急激な車の増加についての話題を耳にしていましたが、実際に見ても日本の比では無い
くらいの台数の車が走っています。
また、数多くの高層ビルも立ち並び、成長の著しさを垣間見ることができました。

【無錫】
上海市内から車で2時間ほどかかる無錫を訪問しましたが、建設中の工場、工業団地などが整備され、
街全体が工場地域という印象を受けました。
無錫は、近年、大手日系企業や台湾メーカーなど多くの企業が大型の工場や物流の拠点を展開して
おり、投資環境ランキングでは中国の上位に入るそうで、無錫の経済はこれからもっと目覚しい発展を
遂げていくことになるとおもいます。

帰りは無錫駅より新幹線で約1時間で上海へ戻るのですが、すぐにはホームへは行けず、自分達が乗
車する時間になるまで待合室で待ち、時間になったらホームに行き新幹線に乗るという飛行機の搭乗
待ちと同じような感覚でした。
新幹線自体は日本の技術を用いているようで、外装や内装は日本と変わりがありませんが、車内の雰
囲気は、ガヤガヤしている印象を受けました。


【上海・外灘(ワイタン)】
虹橋地区からタクシーで約20分で着く夜景スポットで有名な外灘を訪れました。
外灘は、昔、外国人居留地だったこともあり、多くの建物が西洋建築で出来ており、ノスタルジックを
感じさせる独特の雰囲気を持っています。

一方、外灘の向かい側には黄浦江という大きな河を挟んで浦東新区という新しい街があります。浦東
新区はライトアップされている建物がとてもきれいで、観光客も多い中カップルにも人気のデートスポッ
トのようで、平日の夜でしたがとても賑わってい ました。

外灘の旧市街と浦東新区の新しい街が融合したエリアで、上海一の観光スポットとして有名だそうです。

【上海・浦東】
浦東にある東方テレビタワーへ行きましたが、さすがアジア第1位を誇るだけあって一言「すごい!」と
いう印象を受けました。
東方テレビタワーは、アジア第1位、世界第3位を誇る高さで467.9mもあるそうです。


第1位
カナダ CNタワー
553.3m
第2位
ロシア オスタンキノ・タワー
540m
第3位
中国 東方テレビタワー
467.9m


展望台はそれぞれ350m 263m 90mの高さにあり多くの外国人観光客で賑わっていました。また、展望台に入るまでに身体検査を受けてから展望台に行くエレベーターを待ちました。日本の東京タワーとは違い厳しい印象を受けました。
検査は、空港の出国・入国検査同様、荷物や身体検査を受けペットボトル持参の場合、検査員の前で口に含み飲み物であることを証明するなど、入場するまでに少々時間がかかりましたが、高さ350mから上海市内・浦東新区を一望できる東方テレビタワーは圧巻です。

上海に訪問されるときは、是非一度東方テレビタワーで上海市内を一望してみてはいかがでしょうか。


【2010年 上海万博】

2010年に上海で開催される上海万博のマスコットキャラクター海宝(ハイバオ) を見かけました。
上海万博マスコット「海宝(ハイバオ) 」とは、中国語で「世界の宝」を意味する「四海之宝」という
言葉が名前の由来になるそうです。
上海万博は2010年5月1日〜10月31日に開催を予定しているようです。
今後の動向が気になりますね。


次回の中国紀行をお楽しみに・・・
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2008年09月19日掲載